運行管理者試験とは、事業用自動車の運行の安全に関する実務経験がない方が運行管理者になる資格を得るための試験です。
公益財団法人 運行管理者試験センターが実施しています。1年に2回、8月と3月頃に実施されます。
試験には、旅客と貨物の2種類があります。
2023年度(令和5年度)第1回運行管理者試験について
2021年度(令和3年度)以降の運行管理者試験はCBT試験で行なわれることになりました。
筆記試験は行なわれません。
CBT試験とは、問題用紙やマークシートなどの紙を使用せず、パソコンの画面に表示される問題に対しマウス等を用いて回答する試験です。申請時に複数の試験実施日時や試験会場の中から、受験する日時と会場を選択することができます。
CBT試験については、『運行管理者試験のCBT試験について』をご覧ください。
試験の日程
運行管理者試験センターから試験の日程の発表があるまでお待ちください。
運行管理者試験の種類
運行管理者試験には、貨物と旅客の2種類があります。
受験申請できるのは1種類のみです。貨物と旅客を同時に申請することはできません。
貨物と旅客それぞれ、下に掲げる法令等(法令に基づく命令等を含みます)について行なわれます。
貨物試験の分野毎の出題数
出題分野 | 出題数 | |
(1) | 貨物自動車運送事業法関係 | 8 |
(2) | 道路運送車両法関係 | 4 |
(3) | 道路交通法関係 | 5 |
(4) | 労働基準法関係 | 6 |
(5) | その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 | 7 |
合計 | 30 |
旅客試験の分野毎の出題数
出題分野 | 出題数 | |
(1) | 道路運送法関係 | 8 |
(2) | 道路運送車両法関係 | 4 |
(3) | 道路交通法関係 | 5 |
(4) | 労働基準法関係 | 6 |
(5) | その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 | 7 |
合計 | 30 |
注意事項
- 法令等の改正があった場合は、法令等の改正施行後6カ月は改正部分を問う問題は出題されません。
運行管理者試験の合格基準(合格点)
運行管理者試験の合格基準(合格点)は貨物・旅客共に、次の①及び②を同時に満たす得点が必要です。
- ① 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
- ② 上表の(1)~(4)の出題分野ごとに正解が1問以上であり、(5)については正解が2問以上であること。