ドライブレコーダ導入促進助成金を貰ってドライブレコーダを導入する
ドライブレコーダとは、事故や急加速・急減速などの一定の衝撃が生じた際に、その前後の映像や走行データを記録する装置のことです。
全日本トラック協会では、会員企業に対してドライブレコーダを導入するための費用の一部を補助しています。
その目的は、事故防止や安全運転への取り組みを支援することにあります。
※助成の内容は年度により異なります。最新の助成の内容については、トラック協会にお問い合わせください。
機器の分類
ドライブレコーダは使用の目的に応じて、以下の四つのタイプに分類されています。
- 簡易型
急ブレーキ時等の映像及び簡易的に取得した車両速度情報を活用し、運転指導を行うタイプ - 標準型
急ブレーキ時等の映像及び車両速度情報を活用し、運転指導を行うタイプ - 運行管理連携型
急ブレーキ時等の映像及び車両速度情報による運転指導に加え、運行管理面やヒヤリハット等の多角的な分析等から交通安全教育等を行うタイプ - スマートフォン活用型
スマートフォン(高機能携帯電話)及びアプリケーションの利用により事務所等に転送した急ブレーキ時等の映像及び位置情報を活用し、交通安全教育等を行うタイプ
貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドライン
貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドラインが定められています。
全ての機器に求められる機能
貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドライン機器の分類ごとに求められる機能が定められています。
全ての機器に求められている機能を下の表に示します。
機能 | 内容 |
---|---|
年月日・時刻 | 年月日・時刻を正確に記録できること。 |
加速度センサーのレベル調整 | 事故等発生時までの車両挙動及び状況を把握するための加速度センサーが取りつけられ、トリガーにより車両加速度が記録できること。加速度センサーは、トリガーレベルの調整ができること。 |
加速度記録 | 計測、記録できる加速度は、少なくともX軸及びY軸とし、計測時間及びサンプリングは前方映像と同一とする。 |
トリガー回数 | トリガー回数が記録できること。 |
撮影画角 | 概ね水平90°以上、垂直80°以上の画角において前方映像の撮影および記録ができること。 |
鮮明度 | 信号の色が識別できること。 |
フレームレート | 10フレーム/秒以上のフレームレートが確保できること。 |
電源 | 車両運行時に確実に電源を確保できること。 |
画像等の印刷 | 記録された前方映像、収集情報等の印刷出力ができること。 |
ここから「貨物自動車用ドライブレコーダ選定ガイドライン(PDF)」をダウンロードできます
詳しくは、全日本トラック協会のホームページをご覧ください。
助成額
所属の各都道府県トラック協会にお問い合わせください。
助成対象機器
助成対象の機器は、次の通りです。(2018年(平成30年)4月20日現在)
運行管理連携型ドライブレコーダ
メーカー | 名称 | 型式 |
---|---|---|
アイ・シー・エル | ドライブレコーダー | IDR-1100M |
IDR-1200M | ||
ITSグリッド | スマートアイ | PSE-1010 |
スマーティクスアイ | PSE-3010A | |
あきば商会 | タコドラ | MAS-A1DR |
市光工業 | 通信機能付きドライブレコーダー一体型7型液晶モニター | STR-200T |
NPシステム開発 | ドライブレコーダー | NDR-200P |
ドライブレコーダー本体 | NDR-180P | |
NDR-210P | ||
e-Tacho | NET-380 | |
NET-580 | ||
NET-780 | ||
エムモビリティ | SKYEYEDMS | RYKCC-101 |
RYK-CC201 | ||
クリューシステムズ | UVC1000 | UVC1000-3G-WRG-S |
UVC1000-SDT-WRG-S | ||
UVC1000-WiFi-WRG-S | ||
光英システム | ドライブレコーダK100 | K100 |
コムテック | アイセーフ W(ダブル) | DC-DR1000 -DROP-007 |
中日諏訪オプト電子ファインフィットデザインカンパニー | Tough More-Eye S タフモアイX | THD-403N |
THD-501X | ||
データ・テック | SRVideo | M68 |
SRDigitacho+ | M603DR (M603+M608) | |
SRVDigitacho | M610 | |
SRVDigitacho N | M612 | |
SRConnect | M619 |
その他の機種については、『運行管理連携型ドライブレコーダ一覧(PDF)』をご覧ください。
※以下の簡易型・標準型・スマートフォン活用型ドライブレコーダは、全日本トラック協会の助成対象外です。各都道府県トラック協会の対象機器については、所属のトラック協会にお問い合わせください。
簡易型ドライブレコーダ一覧(PDF) (※) <平成30年4月20日現在>
標準型ドライブレコーダ一覧(PDF) (※) <平成30年4月20日現在>
スマートフォン活用型ドライブレコーダ一覧(PDF) (※) <平成30年4月20日現在>
トラック協会のドライブレコーダ導入促進助成金についての詳細は、全日本トラック協会または各都道府県トラック協会のホームページを参照してください。
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