グリーン経営認証基準 -車両の状態に基づく適切な点検・整備②

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このページでは、トラック運送事業におけるグリーン経営の認証基準について解説しています。

グリーン経営認証基準は、グリーン経営認証を取得するときに必須の取組項目です。
認証基準は全部で36項目あります。
グリーン経営認証を取得するためには、認証基準の36項目の取組ができていることが必要です。

車両の状態に基づく適切な点検・整備②

認証基準

目視により黒煙が増加してきたと判断された時には、点検・整備を実施している。

取組のポイント

1.環境に影響する現象のうちのディーゼル車の黒煙が増加しているか否かについて、以下の
ように点検・整備基準(書)を定めて実施します。
○ いつ、誰が、どのようにチェックするか
○ どうなっていたら、異常な状態と判断するか(判断基準)
2.黒煙チェックを「いつ行なうか」、「誰が行なうか」、「どのようにチェックするか」は自由です。ただし、チェック方法は「黒煙チャート」紙を利用した目視チェックが容易です。
3.基準に基づき黒煙をチェックし、その結果の記録を保管します。
(例えば、車両自主管理表、日常点検表、運転日報等)
4.黒煙が増加してきたと判断された時には整備工場で点検・整備を受け、記録を保管します。

審査での確認ポイント

1.黒煙の点検基準(書)を定めているかを確認します。
2.基準どおりに実施しているかを過去直近2回分の記録で確認します。
3.黒煙が増加してきたと判断された時には整備工場で点検・整備を受けているかを確認します。

<審査で確認する書類の例>

黒煙のチェック方法(黒煙チャートまたはスモークテスター等)についてドライバーに周知
し、かつ点検・整備が実施されていることを示す書類

  • 黒煙が増加しているか否かを確認する方法(いつ、誰が、どのように)および、その判断基準を定めた書類
  • 確認結果の記録
  • 異常があった場合の点検・整備の記録

<過去の審査であった不適合例>

  • 確認方法と判断基準を定めた書類がない。
  • 確認結果の記録がない。