「テールゲートリフター導入補助金」について、制度の概要、対象要件、補助内容、注意事項について要点をまとめてみました。
この補助金は、国土交通省の「中小物流事業者の労働生産性向上事業」の「車両の効率化設備の導入等事業」の一部で、全日本トラック協会が執行します。
テールゲートリフター導入支援補助金の概要
この補助金は、中小トラック運送事業者によるテールゲートリフターの導入を支援する補助金です。
ドライバーの荷役作業の負担軽減、労働生産性向上、物流現場の安全確保と効率化を目的に設けられており、令和6年12月1日〜令和7年9月30日の間に導入された機器が対象となります。
申請受付期間:2025年7月28日(月)〜9月30日(火)
対象となる申請者
(1)以下いずれかの要件を満たす中小トラック運送事業者が対象です(資本金3億円以下または従業員300人以下で、保有車両5両以上):
- 一般貨物自動車運送事業者
- 特定貨物自動車運送事業者
- 第二種貨物利用運送事業者
(2)上記(1)の事業者に事業用車両を貸し渡す自動車リース事業者も申請可です。
対象機器と導入形態
- 対象は「全ト協が指定する型式の新品テールゲートリフター」
- 装着対象車両は「緑ナンバーの事業用トラック」
- 対象期間内に、新車新規登録または構造等変更検査を受けていることが必須
- 後付け装着も可(ただし検査・支払い完了が9月30日まで)
- 中古品、中古車への装着済車両、未使用車の装置交換は対象外
種類別には、アーム式/垂直式(補助上限10万円)、後部格納式/床下格納式(上限20万円)が設定されています。
補助率
補助率:導入費の1/6(工賃・消費税は除外)
台数上限
事業者ごとの補助台数上限:原則1台
以下の優遇条件を満たす場合は拡張可能(加算方式):
① Gマーク取得(+2台、計3台)
② 「ホワイト物流」宣言事業者/働きやすい職場認証取得事業者/パートナーシップ構築宣言(+1台、計2台)
③ 最低賃金3%以上、または45円以上引上げ達成(+1台、計2台)
→例えば、①+②+③すべて満たすと最大7台まで申請可。
申請方法と受付期間
- 申請方法:書留郵便またはレターパックのみ。宅配便・持参不可
- 受付期間:令和7年7月28日(月)〜9月30日(火)【消印有効、10月3日必着】
- 受付期間内であっても予算額に達する直前で受付は締め切られます
詳細は「募集要領」でご確認ください。
「募集要領」は全日本トラック協会のホームページからをダウンロードできます。
> 全日本トラック協会