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特殊車両通行許可後、通行時の遵守事項について

特殊車両通行の許可を受けて通行するときには、次の事項を守らなければなりません。

通行時の遵守事項

  1. 許可証を携帯すること
  2. 通行時間を守ること
  3. 通行期間を守ること
  4. 通行経路を守ること
  5. 通行条件を守ること
  6. 道路状況を確認すること
  7. 事故のとき

1.許可証を携帯すること

許可証は通行時、必ず許可を受けた車両に備えつけなければなりません。

電子媒体による許可証の携行もOK

紙媒体による許可証の代わりに、電⼦媒体を電⼦機器(ノートパソコン、タブレット等)に入れて携⾏することができます。

特殊車両通行許可証の携帯についてはこちらをご覧ください。

許可証をなくしたら

オンライン申請の場合

許可証を紛失、汚した場合には、電子許可証を印刷すればOKです。

オンライン申請以外の場合

許可証を紛失したときには、許可を得た道路管理者に許可証の再交付を申請します。

許可証を汚したり、傷めた場合には、許可証の再交付を受けることができます。この場合は、「許可証再交付申請書」と一緒に現許可証も提出しなければなりません。

2.通行時間を守ること

通行時間が指定されている場合は、その時間内に通行しなければなりません。

3.通行期間を守ること

許可された期間を守って通行しなければなりません。

特殊車両通行許可の許可期間についてはこちらをご覧ください。

4.通行経路を守ること

許可された経路以外は通行してはいけません。

5.通行条件を守ること

橋、トンネル等での徐行、誘導車の配置等が義務づけられているときには、必ずその措置をとらなければなりません。

6.道路状況を確認すること

出発前に、道路管理者または財団法人日本道路交通情報センターに、許可された道路の状況を確認することが必要です。

7.事故のとき

通行中に交通事故を起こした場合は、直ちに警察及び道路管理者への通報等の必要な措置をとらなければなりません。

道路構造物等を損傷した場合は、速やかに道路管理者に通報しなければなりません。

罰則

許可証を備え付けていなかったり、通行条件に違反して通行した場合には、罰則を受けることがあります。

この罰則は、運転者だけでなく、運送会社にも科されます。

特殊車両通行許可に役立つ本の紹介

「高速道路で捕まってしまって・・・」「特車違反点数が累積して、もう後がない」と特殊車両にかかわる多くの事業者の方の悲鳴に近い声が多くなっています。

実際に取締りを受けて初めて、「それが違反になるなんて知らなかった」「ずっと知らずに運行していた」という声がある現実もあります。

特殊車両通行許可に役立つ本を紹介します。

特殊車両通行許可のことがよくわかる本

『特殊車両通行許可のことがよくわかる本』では、事業者として特殊車両を運用していく上で、押さえておかなければならない点を抽出し、わかりやすく解説しています。

運行管理者・特車担当者にオススメの1冊です。

『特殊車両通行許可のことがよくわかる本』の内容

第1章 特殊車両って何だろう?
第2章 特殊車両通行許可制度
第3章 知っておきたい! 許可制度における注意点
第4章 車種区分別の特殊車両通行許可の注意点
第5章 特殊車両通行許可申請の実際
第6章 許可証の見方と注意点
第7章 もし、違反したらどうなるのか

行政書士のための特殊車両通行許可申請の説明書

制度概要・オンライン申請の方法からクライアント・役所対応まで、ポイントを絞って解説。最新改正情報やマル秘テクニックも掲載。

本のタイトルに『行政書士のための』とあるように行政書士向けの本ですが、わかりやすく丁寧な解説で企業の運行管理者、特車担当者にもオススメの1冊です。

『行政書士のための特殊車両通行許可申請の説明書』の内容

第1章 特殊車両通行許可申請とは
第2章 申請実務
第3章 申請後の対応
第4章 最新の制度・法令改正
第5章 申請における車種別注意点
第6章 特車許可違反した場合のデメリット
第7章 特車申請マル秘テクニック

特殊車両の通行許可