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特殊車両通行許可基準の緩和について

2019年(平成31年)1月29日から特殊車両通行許可基準が緩和されました。

  • ダブル連結トラックの車両長の緩和
  • 自動車運搬車両のはみ出しの緩和

ダブル連結トラックの車両長の緩和

ダブル連結トラックの車両長について、特殊車両通行許可に関する長さの上限が21mから25mに緩和されました。

以下の条件を満たすことが必要です。

通行に当たっての条件

項目 内容
車両の
技術要件
アンチロックブレーキシステム、車線逸脱警報装置などの車両安全技術に関する16 装備(ETC2.0 を含む)
運転者 ① 大型自動車免許5 年以上保有及び牽引免許5 年以上保有
②直近5 年以上の大型自動車運転業務への従事
③ 2 時間以上の訓練の受講
または、優良な運転手(最低12 時間の訓練かつ直近3 年無事故・無違反)に限り、大型免許3 年以上、牽引免許1年以上、大型自動車運転業務の直近3 年以上従事
積荷 危険物貨物、動物等は不可
その他 ①追越、縦列走行の禁止
②故障時等における板状及び点灯式の両方の機材の使用

自動車運搬車両のはみ出しの緩和

自動車運搬用車両の基準が新設されました。

自動車運搬用車両の新設規定

積載物をはみ出して積載する場合にあたっては、積載物のはみ出し長さが1.0m以内の場合、
リアオーバーハング(積載物含む)が
2.4m 以上3.8m 未満の車両にあっては18 m
1.9m 以上2.4m 未満の車両にあっては17.5 m

特殊車両通行許可に役立つ本の紹介

「高速道路で捕まってしまって・・・」「特車違反点数が累積して、もう後がない」と特殊車両にかかわる多くの事業者の方の悲鳴に近い声が多くなっています。

実際に取締りを受けて初めて、「それが違反になるなんて知らなかった」「ずっと知らずに運行していた」という声がある現実もあります。

特殊車両通行許可に役立つ本を紹介します。

特殊車両通行許可のことがよくわかる本

『特殊車両通行許可のことがよくわかる本』では、事業者として特殊車両を運用していく上で、押さえておかなければならない点を抽出し、わかりやすく解説しています。

運行管理者・特車担当者にオススメの1冊です。

『特殊車両通行許可のことがよくわかる本』の内容

第1章 特殊車両って何だろう?
第2章 特殊車両通行許可制度
第3章 知っておきたい! 許可制度における注意点
第4章 車種区分別の特殊車両通行許可の注意点
第5章 特殊車両通行許可申請の実際
第6章 許可証の見方と注意点
第7章 もし、違反したらどうなるのか

行政書士のための特殊車両通行許可申請の説明書

制度概要・オンライン申請の方法からクライアント・役所対応まで、ポイントを絞って解説。最新改正情報やマル秘テクニックも掲載。

本のタイトルに『行政書士のための』とあるように行政書士向けの本ですが、わかりやすく丁寧な解説で企業の運行管理者、特車担当者にもオススメの1冊です。

『行政書士のための特殊車両通行許可申請の説明書』の内容

第1章 特殊車両通行許可申請とは
第2章 申請実務
第3章 申請後の対応
第4章 最新の制度・法令改正
第5章 申請における車種別注意点
第6章 特車許可違反した場合のデメリット
第7章 特車申請マル秘テクニック

特殊車両の通行許可